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プレスリリース「外科医の手術技能評価をAIによる画像認識スコアで達成」を発表しました
当院の伊藤雅昭部門長の研究グループが、一般社団法人日本内視鏡外科学会と連携し、
AI技術により手術工程を自動認識するモデルを開発しました。
技術認定制度の審査結果が紐付けられた別の手術映像を用い、本モデルによる評価を行ったところ、
AIによる画像認識スコア(AIが判定するエキスパート手術との類似度)が、
日本内視鏡外科学会の選定した審査員による技術認定制度審査スコアと強い相関を認めました。
本研究の成果は、米国学術雑誌「JAMA Surgery」で発表(日本時間2023年6月7日付)されています。
【展望】
AIによる手術技能評価モデルの開発は、より客観的な評価を可能とするとともに、
評価者の負担を軽減することで、外科手術教育の質と効率性を高めることが期待されます。
学会による技術認定制度の審査補助や、他の腹腔鏡手術を含めた幅広い自動手術技能評価システムとして実用化を目指します。
2021年8月から当プログラムに参加しました。趣味で音楽活動を行う中で音声合成技術の精度の高さを知り、喉頭摘出術後に声を失った方に応用できると考え、連日「医工連携」と検索しWEBサイトを発見したことが参加の契機です。
現在、近赤外ハイパースペクトラルイメージングを用いた手術ナビゲーション技術の開発に取り組んでおり、事業化を見据えた壁打ちを目的として本プログラムに参加しました。
みなさま、こんにちは